vol.71 挿し木生育状況の報告

4月もいよいよ終わりに近づき、
ブルーベリーの畑も日に日に緑が濃くなってきました。

そんな中、今春はじめて挑戦したブルーベリーの挿し木たちも、
静かに、でも着実に変化を見せています。
今回はその生育状況をご報告します。

◆ 変化はゆっくり、でも確実に
3月に挿した若い枝たちは、これまでずっと静かに土の中で根を伸ばしていたようです。
最初の数週間は見た目に変化がなく、
「本当に根づいているのかな?」と不安になる日もありました。

けれど今、挿し木のいくつかから新芽が顔をのぞかせ始めています!
枝の先端にうっすらと緑がにじみ、ピンとした若葉が
小さく広がる姿を見ると、思わず「やった!」と声が出てしまいました。

◆ 成功の兆しと、慎重な管理
芽が出てきたということは、根が土の中で動き始めた証拠。
すべてが成功というわけではありませんが、確かな成長の兆しに胸が高鳴ります。

とはいえ、油断は禁物。
直射日光を避け、風通しを確保しながら、土が乾きすぎないように
丁寧に水管理をしています。
この時期の管理が、その後の活着を左右するといっても過言ではありません。

◆ 挿し木の魅力を改めて実感
今回の挑戦を通して、ブルーベリーの生命力を肌で感じることができました。
たった一本の枝が、新しい苗として育っていく過程には、
小さな感動が詰まっています。

農園を少しずつ自分の手で“増やしていく”という感覚もまた、
既成苗とは違う楽しさがあります。




執筆者について
Blueberry Field Tobishima青木 正人

名古屋から最も近いブルーベリー農園

当園は、名古屋近郊・愛知県飛島村でブルーベリー農園を運営しております。
私自身は農業の経験がまったくありませんでしたが、実家が農業を営んでいたこともあり、幼い頃から作物を育てることに親しみを感じてきました。
ブルーベリーとの出会いは2023年の夏でした。そこから一念発起して準備を進め、2024年の夏に初めて出荷を迎えることができました。
思い立ってから出荷に至るまでの約1年間に取り組んできたことも含め、当ブログにてご紹介しております。

さらに新たな挑戦として、2026年の夏にはブルーベリー狩りが楽しめる観光農園としてのオープンを予定しております。
周辺にはレジャー施設も多数ございますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。