vol.67 はじめての挑戦!ブルーベリーの挿し木にチャレンジしました

今年の春、ひとつ新しい挑戦をはじめました。
それは―ブルーベリーの「挿し木」です。

これまでは苗を購入して育ててきましたが、
今回は自分の手で新しい命を増やしてみたいと思い、
思い切って挑戦してみました。

◆ 挿し木ってどんな方法?
挿し木とは、成長したブルーベリーの枝を切り取り、土に挿して新しい苗を育てる方法です。
言わば「クローン」のようなもので、うまくいけば同じ品種の苗を自分の手で増やすことができます。

今回は、前年に勢いよく育った枝の中から元気なものを選び、葉を整理して、適度な長さにカット。
土に挿す前に、発根促進剤も使ってみました。

◆ いざ、初挑戦!
枝を挿し終えたあと、乾燥しないように注意しながら、明るい日陰に並べて管理スタート。
毎朝、水やりをしながら、「ちゃんと根が出るかな」「枯れてないかな」とドキドキの毎日です。

土の中で根が出てくるまでには、数カ月以上かかることもあり、待つ時間もまた勉強になります。

◆ 挿し木を通して感じたこと
「苗を買って植える」のとは違い、ゼロから育てる体験は特別です。
まだ目に見えない小さな変化を想像しながら、静かに成長を見守る時間は、
まるで自然と対話しているような感覚でした。

成功するかどうかはこれからですが、こうして“命をつなぐ”作業に
自分の手で関われたことが、何より嬉しいです。



執筆者について
Blueberry Field Tobishima青木 正人

名古屋から最も近いブルーベリー農園

当園は、名古屋近郊・愛知県飛島村でブルーベリー農園を運営しております。
私自身は農業の経験がまったくありませんでしたが、実家が農業を営んでいたこともあり、幼い頃から作物を育てることに親しみを感じてきました。
ブルーベリーとの出会いは2023年の夏でした。そこから一念発起して準備を進め、2024年の夏に初めて出荷を迎えることができました。
思い立ってから出荷に至るまでの約1年間に取り組んできたことも含め、当ブログにてご紹介しております。

さらに新たな挑戦として、2026年の夏にはブルーベリー狩りが楽しめる観光農園としてのオープンを予定しております。
周辺にはレジャー施設も多数ございますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。